囲炉裏を囲んで 熊肉料理を体験  ー奥阿賀野 マタギ料理ー

日出谷駅(磐越西線)『そば処 せつ』  ご主人の渡部さんと一水荘の岡崎さん

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ここは福島県との県境に近い場所で、新潟県からは奥阿賀、福島県からは奥会津と呼ばれていた山深い山村。
食品衛生協会の会合で席が渡部さんと岡崎さんが隣同士となった縁で、昔ながらの生活文化が残ってるそば処『せつ』さんに行きました。
マタギの駿河さんも上川から来られてるとの事で、特別に熊肉を料理してもらいました。
ここに来ないと味わえない貴重な料理ばかりを堪能しました。

 

店内を紹介

築150年になる建物は梁・柱が太く、瓦葺き屋根の上にトタンを張った家で、本来は天井が吹き抜けで高いのですが、低い位置で天板を張りなおしています。 囲炉裏の上の天井は煙を外に逃がす構造だったのでしょう。

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   風雪で、 根が曲がった太い竹に模様を掘った照明

 

 

 

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大自然への畏敬の念でしょうか、どこの家も神棚は立派
です。 山仕事での安全祈願は毎朝かかせません。

 

 

 

 

 

 

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雪深い冬場は昔ながらの蓑があります。

現代でも役に立っているとの事です。

 

 

 

 

 

 

 

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木綿は山で栽培していたそうです。 昔はほとんど自給自足だったのでしょう。
自家製の梅干が販売されていました。

米は新潟産コシヒカリですが、山の湧水を引いた棚田米です。
その隣は、猟師が罠を仕掛ける為の県の許可証です。

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奥阿賀で獲れたものばかりの料理です。
熊肉は固いので、三度も煮込むそうです。
煮込んだ時に出る脂分は全部破棄しているのでほとんど臭味は無く、柔らかいです。
熊肉は味噌鍋が合います。 山菜(せり、ふき)、里芋、大根と煮て、薬味は長葱です。
マタギの駿河さんから、囲炉裏を囲んで熊猟の話を聞きながら食べるのは格別です。
熊肉は大変ヘルシーなのに滋養強壮で、これを食べたら熊のように風邪もひきません。

山女魚は乾物にして保存します。 それを酢味噌にして山菜と一緒に和えたものは絶品です。

蕨は生姜、人参と漬けた漬物が一番合います。

ゼンマイはここ山奥でないと獲れない太くて長い一本ゼンマイで、一皿1本です。

 

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お酒のつまみにいいのが『?』を胡麻油で炒めた料理で、唐辛子の辛みもピリッとした絶品!

なんという山菜だったか忘れてしまった><

 

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最後に、山のお守りを見せてもらいました。
これは『夫婦牙』と言って、熊の対となった上顎部牙だそうです。
こんなに大きくて固い歯でガブリとされたら、たまったものではありません。
たしかに熊に守ってもらっている気分になります。

ご主人の渡部さん、マタギの駿河さん、大変ありがとうございました。
奥阿賀の郷土料理を旅館で提供するにはどうアレンジして、素材をどうやって供給してもらえるのかいろいろ
検討課題はありそうです。
このお店のような本格的な大きな囲炉裏と太い梁・柱の囲炉裏場が旅館にも欲しくなりました。
いつかきっと碧水荘に囲炉裏を移築してお客さんが地酒を飲みかわす囲炉裏場が出来る日を夢に見てこの試食会を終えました。

 

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