旅館の商売の醍醐味とは・・・ 

旅館の商売は、様々な人(お客様)との係わりでもあり、長く営んでいると人の人生の遍歴を感じたり、人生の

節目に遭遇する事もある。

旅館は一期一会の心持で行う仕事ですが、リピ―タとなったお客様との交流は商売の醍醐味。

今から25年前、大手メーカから独立して機械設計会社を起業した青年が疲れ切った様子で来館した。 遅い時

間での到着であり、夕食抜きだったので、誰も居ない調理場でありきたりなものを、こっそり揃えて、蔵(館内ス

ナック)で一緒に飲みながら話をした。

企業城下町で、下請け業務は一切受け付けないと、自分の技術力を売り込み新潟まで営業に来たのである。

お客様目線で、細かなところまでオーダーメイドで設計し、他社が提案できない事を行っていると話していた。

しかし、資金繰りは火の車で、手形の決済ができないと両親にも迷惑をかけたらしい。

それから毎年、来館するようになり、一緒に来る社員も年々増えていった。

随分立派な会社に成長したと感心したが、旅館の収容に合わせて来てるだけで、社員はもっと沢山になっている

と社員に聞いてびっくりした。

私だけは変わらないのである。

彼の会社は市場で競合する相手のいない研究開発型ベンチャー企業であり、市場を創造し成長した。

会社の成長は筑波大学経済学部の教授論文に掲載され、講演会の講師として社長は多忙である。

企業として成長するためには、規模の拡大でなく他が真似の出来ない独自のサービスで付加価値を付け、お客様

に喜んでいただける分野と市場を創造する事が重要ですが、それが具体的に何になるのか凡人の私にはわからない

のである。

毎日、毎日何かに挑戦を続けて、継続して、積み重ねているその姿勢は素晴らしいの一言です。

 

 

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