河川築堤部の植栽についての考察

毎年、水芭蕉の時期になると野山では新しい新芽が顔を出します。

新緑の緑は柔らかくて、淡い色で本当に癒されます。

春の七草は七草粥を食べる行事がありますが、秋の七草は草ではなく秋の野に咲く花の事で、お粥にはできません。

実は、秋の七草(花)の藤袴、桔梗は絶滅危惧種に指定されています。

万葉の歌人が選定し、千年以上、日本人に歌われた秋の七草が五草になる確率は100年以内で99%だそうです。

三草になる確率は70%です。

藤袴はかつては河川敷でよく見られましたが、河川開発等で激減しました。

他には、植栽等で外来種が繁殖して、在来種が消える現象です。

特に園芸用で在来種と交配可能な外来種が生育すると在来種本来のDNAが消滅する事も注意が必要です。

このように至るところで数百万年の時で培われた日本の生物多様性は人間の都合で失われてきています。

最近、生物多様性の観点から、在来種による植栽等が検討されはじめております。

従来、河川の築堤は野芝が主流でしたが、維持管理に膨大な経費がかかり、管理を怠ると5年以内に他の植生に入れ

替わります。

この為、雑草(人間の都合で雑草ですが)に負けない見た目も美しいヘデラを主体とする、つる植物をグランドカ

バー植栽に導入されるようになってきましたが、在来種保護の観点からは稲科のチガヤが見直されてきました。

歴史ある欧米のリゾート地の植栽は例外なく在来種の手入れで完成されたエコガーデンであるのも参考になる。

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