蒸しかまど・・・先人の知恵

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江戸時代末期、加賀の瓦師が安田の庵地を訪れた際、良質な粘土に阿賀野川が運んできた砂がほどよく混じった「瓦に適した土」を発見した事から安田瓦の生産が始まった。 瓦以外、庵地焼き、レンガ製造、製陶業が盛んで、大地の恵みを活かした地場産業が、瓦の需要の衰退から現代建築工芸分野や灌漑システムに新たな挑戦を始めた。「阿賀野川エコミュージアム構想」の流域再生事業でこれら地場産業の方々と交流をさせて戴く過程で、倉庫の中から昭和初期まで生産していたという「蒸しかまど」を発見! かまどごと製陶の容器に格納して閉じ込め、炭でかまどを沸騰させた後は、空気の取り入れ口を塞ぎ火を消して、製陶の容器から放射される遠赤外線だけでご飯を炊くシステムである。 感動するくらい美味しいご飯が炊けた。 また、この土に食塩水を混ぜて泥にした中に野菜を漬ける「泥漬け」と言った食文化も検証してみた。 理屈は泥のパック効果で野菜の成分を外に出さずに漬ける事と、泥の成分(各種ミネラル、鉄分)で野菜の色が鮮やかになりしなぶれた感じの浅漬けより格段に美味しくなる。 咲花温泉で、帛乙女の芋味噌をヒントに開発した「きぬとろ」もご飯がすすむ絶品である。 先人の知恵、技術を結び付けて「咲花きなせ堤河床」で「日本一の朝のごはんを食べる」企画は道半ばですが特別イベントになる予感がしてきた。

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